2025年のビエンナーレでは、バチカン使徒文書館(バチカン市国)、ルーブル美術館(パリ)、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(ロンドン)をはじめ、世界有数の30以上の機関からの貸出品が一堂に集められています。また、アハメド・ババ高等学院・イスラム研究所(トンブクトゥ)、イスラム美術館(ドーハ)、トルコ写本研究所(イスタンブル)など、イスラム芸術と文化に特化したコレクションも含まれています。さらに、ビエンナーレはサウジアラビア全土の各機関と提携し、訪問者にマッカ(メッカ)やマディーナ(メディナ)の聖地からの遺物やアート作品を鑑賞する機会を提供しています。
この展示会は、5つの展示ホールと屋外エリアにわたり、10万平方メートルの展示スペースを占有し、500点以上の遺物と現代アート作品との対話を通じて構成されています。この展示会には、サウジアラビア、湾岸地域、そして世界各国から30名以上のアーティストが参加しています。2回目となる今回のビエンナーレでは、マッカ以外の場所で初めて聖なるカーバ神殿を覆う布「キスワ」の全体が展示されます。
芸術監督であるジュリアン・レイビー氏、アミン・ジャファー氏、アブドゥル・ラフマン・アッザム氏に加え、現代美術キュレーターとしてサウジアラビアのアーティスト、ムハンナド・ショノ氏が率いるビエンナーレは、世界中の文化がどのように交流し、存続してきたかについての洞察を提供します。イスラム文化の歴史的遺物と現代アートを並置することで、ビエンナーレは、信仰が感情、思考、そして創造を通じてどのように体験され、表現され、祝福されるのかを探求します。
イスラム芸術ビエンナーレは、何世紀にもわたり文化の交差点として機能してきた都市、ジッダで開催されています。開催地は、キング・アブドゥルアズィーズ国際空港の西ハッジ・ターミナルであり、毎年何百万ものムスリム巡礼者がハッジやウムラという神聖な旅に出発する際の記憶と感動が息づく場所です。本展は、2025年5月25日まで開催されます。
問い合わせ先:[email protected]
写真 - https://mma.prnewswire.com/media/2606022/The_2025_Islamic_Arts_Biennale_in_Jeddah.jpg
SOURCE Diriyah Biennale Foundation
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