動物に関する世界初の幹細胞の書籍、ペットの寿命を延ばす方法を明かす
コタキナバル(マレーシア)、2024年12月17日 /PRNewswire/ -- Mike Chan教授による画期的な新刊『幹細胞、ペプチド、免疫療法:動物のための再生医療ハンドブック(STEM CELLS, PEPTIDES & IMMUNOTHERAPY: Handbook on Regenerative Medicine for Animals)』は、馬、ラクダ、犬、猫の健康寿命の延長を約束する画期的な幹細胞療法を紹介しています。
動物のための幹細胞治療の科学を掘り下げた初の包括的なガイドブックであり、個々のペットに合わせた治療が、いかに健康で長生きさせることができるかを探求しています。同書は、臓器特異的および脳特異的な前駆体幹細胞治療の応用に焦点を当てています。人間の医療ではすでに有望視されていますが、獣医学分野ではほとんど手つかずのままだった治療法です。
Chan教授によれば、幹細胞は身体の主要な構成要素であり、損傷した組織を再生し、臓器の機能を維持するために不可欠です。動物の加齢に伴い、幹細胞の枯渇は老化プロセスを加速させ、健康と臓器機能の低下につながります。同書は、この枯渇が老化の主な原因の1つであることを強調しています。
「幹細胞がなければ、私たちの体もペットの体も自己修復できません」とChan教授は述べています。「幹細胞が失われるということは、臓器が再生できなくなるということです。これが老化が起こる理由であり、幹細胞治療がペットの延命と健康増進に非常に重要な理由です。」
Chan教授の研究は、心臓、肝臓、腎臓などの特定の臓器をターゲットにした治療で、動物の特定のニーズに合わせて個別化された幹細胞療法を行う方法を探求しています。この精密なアプローチは、動物の老化プロセスを遅らせ、損傷した組織を修復し、変形性関節症、心臓病、さらには特定の癌のような疾患の影響を逆転させる可能性を秘めています。
「本書は、獣医の専門家とペットの飼い主の双方に、高齢化する動物の健康を改善するための希望と実践的な解決策を提供する手引書です」とChan教授は説明します。「幹細胞療法を用いることで、馬、ラクダ、犬、猫の寿命を延ばすだけでなく、より生き生きとした健康的な生活をシニア期に送れるようにすることができるのです。」
Chan教授はまた、ある種の幹細胞を別の種に移植する技術である細胞異種移植の概念も紹介しています。「似たもので似たものを治す(like cures like)」という考え方に基づくこの革新的な方法は、動物のさまざまな健康状態に安全で効果的な治療を提供する可能性を秘めています。
同書では、変形性関節症や股関節形成不全のような関節の問題から、心臓病、自己免疫疾患、目の疾患まで、幹細胞治療で治療可能な幅広い疾患を取り上げています。また、認知症や臓器変性といった加齢に関連した疾患における幹細胞の役割についても概説しており、ペットの生物学的老化を逆転させる希望を与えてくれます。
Chan教授のヨーロピアン・ウェルネス・バイオメディカル・グループ(European Wellness Biomedical Group、EWBG)は、40年近くにわたって再生医療の最前線に立つ、人間と動物の健康のための幹細胞治療のパイオニアです。教授の研究はすでに、動物医療への取り組み方を変えつつあります。そして、この本の出版によって、動物医療における幹細胞治療のさらなる研究と導入が促進されることを期待しています。
さらに多くの研究や臨床試験が予定されており、動物医療の未来は明るいものです。Chan教授が「これは単に寿命を延ばすということではなく、私たちの愛するペットの生活の質を向上させ、ペットがより健康で長生きするのを助け、私たちがペットとともにより長い年月を楽しむことを可能にするということなのです」と述べます。
『幹細胞、ペプチドと免疫療法』の詳細については、https://european-wellness.eu/をご覧ください。
SOURCE European Wellness Biomedical Group
この記事をシェアする