ヨーロピアン・ウェルネス・バイオメディカル・グループ、マイク・チャン教授率いるクロトー研究への新たなイニシアチブを発表
ハイデルベルク(ドイツ)12月26日 /PRNewswire/ -- ヨーロピアン・ウェルネス・バイオメディカル・グループ(European Wellness Biomedical Group、略称EWBG)が、長寿医療に変革をもたらす可能性のあるタンパク質、クロトーに焦点を当てた新たな研究イニシアチブを開始しました。 マイク・チャン教授が率いるこのプロジェクトは、加齢に関連した病気と闘う上でのクロトーの役割と、脳、腎臓、心臓を含む重要な器官を再生するクロトーの能力を探求するものです。
1997年に発見されたクロトーは、長寿と再生医療における重要なタンパク質として注目を集めています。このタンパク質は、酸化ストレス、ミネラル代謝、炎症の調節にきわめて重要な役割を果たしています。この研究では、クロトー・レベルを高めることが、神経変性疾患、腎不全、心臓病などの慢性疾患への対処にどのように役立つかを調べ、最終的に健康寿命を改善し、寿命を延ばすことを目指します。
「クロトーは、長寿医療における次のフロンティアを象徴するタンパク質です」とEWBGのチーフ・サイエンティスト、マイク・チャン教授は述べています。「我々の研究は、クロトーが老化にどのように影響するのかを理解し、老化と長い間関連づけられてきた慢性疾患の治療にクロトーをどのように利用できるのかを解明することを目的としています。」
研究重点分野
この新しいイニシアチブは、3つの主要研究分野に焦点を当てます。
- 神経の健全な働き:クロトーの神経保護作用と、アルツハイマー病やパーキンソン病などの疾患における認知機能低下を遅らせる可能性を研究します。
- 腎機能:ミネラル代謝の調節におけるクロトーの役割と、慢性腎臓病(CKD) 治療におけるその再生の可能性を検証します。
- 心臓血管の健全な働き:クロトーが血管機能に及ぼす影響と、心臓病の主要な原因である血管石灰化を予防する能力を研究します 。
この研究は、EWBGにおける既存の共同研究を基礎とするもので、EWBGでは第一線の科学者たちが、再生医療のためのクロトーに基づく治療法の開発に注力しています。
クロトー:長寿医療におけるブレークスルーの可能性
クロトーは組織を再生し、加齢に伴う疾患によるダメージを回復させる能力で注目を集めています。主に細胞代謝とエネルギー産生を促進するNAD+とは異なり、クロトーは組織再生、認知機能改善、心臓血管の健全な働きなど、より幅広い治療への応用が可能です。
年齢を重ねるにつれ、クロトー・レベルは自然に低下し、認知機能の低下、心臓病、腎不全などの症状を引き起こします。クロトー・レベルを回復させることで、酸化ストレス、炎症、細胞老化の影響を減弱させることができ、さまざまな加齢関連疾患に対する新たな治療の可能性をもたらすことが、研究によって示唆されています。
マイク・チャン教授:クロトー研究をリード
幹細胞治療と長寿医療の第一人者であるマイク・チャン教授は、この画期的なイニシアチブの陣頭指揮をEWBGで執っています。生体再生医療における同教授の豊富な経験は、加齢関連疾患の治療に革命をもたらすクロトーの可能性を探求する上で重要な要素です。EWBGの子会社であるFCTIを通じて、チャン教授と同氏のチームは、脳、腎臓、心臓の組織再生を刺激する幹細胞技術とクロトータンパク質を組み合わせた治療法を開発しています。
「クロトーの再生特性を利用することで、これまで治療不可能であった慢性疾患に対処できるのではないかと期待しています」とチャン教授は述べています。「私たちの究極の目標は、生活の質を向上させ、老化に関連する病気に罹患した人々に永続的な解決策を提供することです。」
長寿医療におけるクロトーの未来
マイク・チャン教授とEWBGがこの革新的な分野の最前線に立つことで、クロトーベースの治療法の将来は有望に見えます。さらに研究が進めば、クロトーは老化や慢性疾患の治療に新たなアプローチを提供し、長寿医療を発展させる上できわめて重要な役割を果たすと期待されています。神経変性疾患の治療から腎臓の再生や心臓血管の健全な働きに至るまで、クロトーの応用の可能性は広範囲にまたがります。
強力な研究パートナーシップ、多額の資金提供、進行中の臨床試験により、クロトーは長寿医療の礎石となり、老化と病気へのアプローチ方法を変革する態勢を整えています。マイク・チャン教授のリーダーシップにより、この有望なタンパク質が、より長く健康的な生活を求める人々に新たな希望をもたらす日は近いでしょう。
SOURCE European Wellness Biomedical Group
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