XCMG、新たな水素燃料ダンプトラックの発売 再生可能エネルギー車両を展開
【徐州 (中国)】 2024 年 6 月 28 日 PR Newswire - XCMG Machinery (SHE:000425、 「XCMG」) は、120kW 水素燃料電池と高出力バッテリーシステムを搭載した新たな水素燃料電池ダンプトラック、EHSL552F を発表しました。本モデルの発売は、採鉱作業など大規模な輸送プロジェクトの日々の業務において、温室効果ガスの排出量を 99.3 kg 削減するという点で非常に重要な一歩を示しています。
遠距離の運用能力に対する需要を満たすため、XCMG 社最新の水素燃料による輸送車両は、最新テクノロジーを強健なパフォーマンス機能と統合しています。高速 6 速ギアを搭載し、大幅なシャシークリアランスを特徴とする EHSL552F は、急勾配の運転を容易にしています。
EHSL552F の設計には、コンピューター支援のトポロジー (位相幾何学) 最適化に加え、構造的強度や信頼性で妥協することなく、車重を 200 kg 削減する新たな材質とプロセスが取り入れられています。さらに、EHSL552F は、150 万キロを超える耐用期間におけるメンテナンスコストを削減するよう設計されています。
スムーズな走りと安定性のための最適化したアルゴリズムを設計プロセスに融合することで、XCMG は、快適な運転性と安定したステアリングフィールの両方を高めています。これにより、物流企業は、さらに容易に持続可能なモデルを選ぶことができるようになりました。
アップグレードしたキャビンは、ドライバーの快適性を高めるインテリアと路上での存在感を集めるエクステリアデザインの双方を特徴としています。EHSL552F のエレクトリカルアーキテクチャは、EU ECE R29 crash regulation に準拠し、安全性を確保しながら、インテリジェントドライビングエイドと信頼性全般の改善のために改良されています。
2021 年以降、XCMG は、水素エネルギー車両を研究し製造してきており、2022 年 4 月に Shanghai Hydrogen Energy Technology Research Institute を創設しました。同研究所は、トラクター、ダンプトラック、ゴミ収集車のシャシーなど、様々なセクターを網羅する 16 種類の水素エネルギー車両モデルを明らかにしました。2023 年 6 月には、公式な運用として、中国の地域の鉱山作業員との協力で開発された水素燃料駆動の電気ローダーを世界に公開しました。
先ごろでは、REFIRE との協力により、49T 燃料電池スマート重量トラックが新たに開発されました。REFIRE 社独自の、Mirror Star シリーズ燃料電池を搭載し、中国北西部での運用を開始しました。石炭プロジェクトにおける地域のグリーン電力生産において、グリーン輸送のニーズに寄与しています。
今年 4 月、CHN エナジー、XCMG、および THIKO New Energy との間で、 世界初水素燃料による 240 トン採掘ダンプトラックの共同開発のための画期的な合意がなされました。頑丈なトラック以外に、XCMG は、水素燃料トラクターユニットや都市建設車両といった他のモデルも発売し、同社の再生可能エネルギーに関するポートフォリオをさらに多様化しています。
SOURCE XCMG Machinery
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