ポートキャストがサスケハナ・アジアVCを引受先とする650万米ドルのシリーズA資金を調達、サプライチェーンの可視化の自動化を目指す
混乱が拡大する中、脆弱なグローバル・サプライチェーンを強化するためのAI技術への投資
シンガポール、2024年11月18日 /PRNewswire/ -- シンガポールを拠点にリアルタイム輸送可視化と予測分析を提供するPORTCAST(以下「ポートキャスト」)は本日、シリーズA資金調達ラウンドで650万米ドルを調達したと発表した。このラウンドはSusquehanna Asia VC(以下「サスケハナ・アジアVC」)が主導し、Hearst Ventures、Signal Ventures、Wavemaker Partners、TMV、Innoportなどの既存投資家が参加する。グローバル・サプライチェーンがますます脆弱化し混乱が激化する中、ポートキャストの人工知能(AI)技術への継続的な投資により、顧客は収益性を確保することに貢献する。
ポートキャストは、荷送人等の物流サービスプロバイダーが輸送効率化、オペレーションコスト改善、二酸化炭素排出量削減を実現するために、説明可能な理由と代替アクションを推奨するプロアクティブな例外管理を提供する。同社のデータ・ネットワークは、輸送会社、ターミナル、地理位置情報、リスク・データ、独自文書からのデータを統合し、統合が容易な単一のAPIとポータルを通じて正確に情報を可視化する。また、機械学習と高度な大規模言語モデル(LLM)を活用することで実用的な分析を実施、サプライチェーンにおけるオペレーションとコスト等を含めた財務状況の透明性を向上させる。
ポートキャストの創業者でCEOのニディ・グプタ氏は、 「サプライチェーンの混乱は常態化し、世界中の荷主や物流サービスプロバイダーのコストを押し上げています。もはや出荷を監視するだけでは十分ではなく、自動化されたレコメンデーションを通じて、可視化されたデータから行動を促すことが優先課題となっています。だからこそ、我々は輸送におけるリスクを発見し、運賃コストの削減や顧客体験の向上のための行動を自動的に提案する製品の構築に全力を注いでいるのです」。
「今日の厳しい経済情勢の中、既存投資家と新規投資家双方からの支援は、私たちが達成した顧客満足度と私たちのアプローチに対する信頼の証です。今後は、パートナーシップを強化しながらアジア太平洋地域とヨーロッパで事業を拡大し、さらに多くの企業に当社のソリューションを提供したいと考えています」と付け加えた。
サスケハナ・アジアVCのリチャード・シュー氏は 「ポートキャストは、正確で説明可能な輸送の可視性をもたらす公開データと専有データの両方を活用しています。しかし、ポートキャストの真の特徴は、そのデータを顧客にとって実用的で実行可能な洞察に変える能力であり、物流の意思決定における新たな基準を打ち立てています。我々は、ポートキャストが既に成し遂げていることだけでなく、そのユニークなデータ・アプローチによって世界貿易におけるより多くの課題を解決できる可能性に興奮しています。」と語った。
今回の資金調達により、ポートキャストの製品品質向上(特に生成的AIを活用したリスク管理、輸送計画、インボイス監査機能の改善)が促進される。同社は、アジア太平洋地域とヨーロッパの主要市場により深く進出し、テクノロジー・パートナーとの統合を強化する計画だ。今回の投資により、ポートキャストは実用的なデータを通じて世界貿易をより強靭なものにするという使命を果たす態勢を整えた。。
メディアキットはこちらから入手可能です: https://drive.google.com/drive/folders/17Ga6oq4Ze1zk-a4fWWtkmyEZ8o8REg2e?usp=sharing
ポートキャストについて
ポートキャストはシンガポールに本社を置き、グローバル・サプライチェーン向けにリアルタイム輸送の可視化と予測分析を提供しています。独自の機械学習とジェネレーティブAIを活用し、370社以上の輸送会社、800以上の港湾、衛星および地上ソースからの地理位置データ、航海およびリスクデータ、さらに書類、請求書、ERPシステムからのデータから毎日500万以上のデータポイントを処理します。ポートキャストは荷主、物流サービスプロバイダー、TMSシステムにサービスを提供し、統合された信頼性の高い可視化ソリューションを提供しています。エーアイテイー、住友倉庫、Otentic Customs社、FreshCo社、Wilo Group社などの業界リーダーから信頼を得ており、ポートキャストはサプライチェーンの効率性を世界規模で変革しています。
ウェブサイト:www.portcast.io
サスケハナ・アジアVCについて
サスケハナ・アジアVCは、1987年に設立された世界的な自己勘定取引・投資会社であるサスケハナ・インターナショナル・グループの東南アジアおよびインドのベンチャーキャピタル部門です。SIGの一員として、私たちは投資先と共に成長するための柔軟で忍耐強い資本を利用することができます。創業間もない頃から各成長ステージに至るまで創業者を支援し、中国チームとともに、過去18年間でエンタープライズおよびコンシューマー・テクノロジー分野の350社以上の投資先企業のうち、70社以上のIPO/M&Aやその他のエグジットを達成してきました。これらの投資先企業には、Bytedance、Kumu、Wakefit、Inshorts、Lentra、Mobile Premier League、Musical.ly、PayMaya、RedDoorzなどがあります。
サスケハナ・アジアVCの詳細については、 www.sig-asiavc.com をご覧ください。
SOURCE Portcast
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