ファーウェイ・オーストリア、TECH4ALLの自然保護活動5周年を生物多様性フォーラムで祝う
ウィーン, 2024年10月11日 /PRNewswire/ -- Huawei(ファーウェイ)は今週、自社のTECH4ALLデジタル・インクルージョン・イニシアチブが5周年を迎えたことを記念し、テクノロジーが生物多様性保護にどのような革命をもたらしているかについて知見を共有するため、Innovations for Biodiversity Forum(生物多様性のためのイノベーション・フォーラム)を主催しました。
2019年に発足したTECH4ALLは、国連の持続可能な開発目標(SDGs)に沿って、テクノロジーとパートナーシップを活用し、環境・教育・健康・開発の4つの領域にポジティブな影響を及ぼします。環境分野の場合、世界各地の森林・湿地・海洋生態系において、ファーウェイTECH4ALLは世界および地域のパートナーと協力し、53の保護地域で自然保護プロジェクトを実施してきました。
「過去5年間、ファーウェイのTECH4ALLプログラムは、環境保護、教育、デジタル・インクルージョンにおける世界的な課題に取り組みながら、テクノロジーがいかに強力な力となり得るかを実証してきました」とファーウェイ・オーストリアのCEO、Harvey Zhang氏は述べています。
生物多様性のためのイノベーション・フォーラムでは、ヨーロッパにおけるTECH4ALL自然保護プロジェクトに焦点を当てて議論を進めました。例として挙げられたのが、ノイジードル湖(オーストリア)周辺の湿地生態系における生物多様性モニタリングの調査結果です。
この地域の生態系では、葦原の生息環境の質が低下しており、両生類、哺乳類、鳥類に悪影響が及んでいます。2021年以来、音声モニタリング・デバイスは、69種の鳥類の個別の音声ファイルを200万以上収集しました。
この膨大なデータセットを利用し、研究対象の個々の種の生息地の好みを把握することで、野焼きによる管理を含む、生態系の保全管理計画を策定し、枯れかけた葦原を再生し、全体的な生物多様性を強化できます。
「ここ数十年、葦はほとんど伐採されておらず、それが葦原の状態に悪影響を及ぼしています。この研究では、範囲を定めた野焼きが、伐採と同様の影響を及ぼす可能性があるかどうかを調査しました。この研究を行うために、火事による経年変化を示す複数の地域を比較しました」とウィーン大学Department of Biodiversity Research(生物多様性研究部門)のChristian Schulze博士は述べています。「この調査から、古い葦原の方が多様な鳥類が生息していることがわかりました。しかし、個々の種の分析では、葦原の野焼きには良い面もあることも示されています。」
フォーラムでは、ポーランドで実施されている同様のTECH4ALLモニタリング ・プロジェクトを検討し、ビャウォヴィエジャ国立公園の生態系における生物多様性をより詳細に把握しました。これは、これは、対象を絞った保全対策の策定も目的としています。
ギリシャのスタートアップ企業PROBOTEKは、気候変動と気温上昇によりヨーロッパの一部で増加している火災リスクをセンサー、ドローン、AI、5Gを使用してリアルタイムのビデオ映像で検知・送信する森林火災防止ソリューションを導入しました。このプロジェクトの目的は、森林火災が検知されてから最初の「決定的な15分間」に緊急対応し、住民に避難経路を通知し、消防車や救急車のルートを計画できるようにすることです。
今回のフォーラムでは、外来種のピンクサーモンが原因でノルウェーの野生のアトランティックサーモンが絶滅するリスクを防ぐために設計されたAIベースのフィルタリング・システムの成功についても検討しました。2023年に実施したパイロット・プロジェクトでは、外来種のサーモン6,000匹の除去に成功しました。こうした取り組みとしては世界初となるこの対策が、ノルウェーの河川システム全体に拡大できるのではないかと期待が高まっています。
フォーラムの2日目には、参加したメディア代表団がノイジードル湖を訪れ、TECH4ALLソリューションが実際にどのように機能しているか、インテリジェントなデジタル技術が自然保護にどのような変革をもたらしうるかを学びました。
ファーウェイTECH4ALLについて
TECH4ALLは、ファーウェイが行なっている長期的なデジタル・インクルージョンの取り組みです。革新的な技術とパートナーシップによって可能となるTECH4ALLは、デジタル世界におけるインクルージョンとサステナビリティを促進することを目指しています。
詳細については、ファーウェイTECH4ALLのウェブサイトhttps://www.huawei.com/en/tech4allをご覧ください。
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SOURCE Huawei
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