TAILG、高効率統合モーターと急速充電技術を実装した新製品S96MAXをEICMAで発表
ミラノ、2024年11月7日 /PRNewswire/ -- 世界有数の電動二輪車ブランドであるTAILGが11月6日、国際モーターサイクル・アクセサリー展示会(Esposizione Internazionale Ciclo Motociclo e Accessori、略称EICMA)で、主力となる新製品S96MAXを発表しました。TAILGはまた、新しい統合モーターと急速充電技術も展示し、電動二輪車の性能と範囲における大きな進歩が明らかになりました。
話題を呼んだ2つの最先端技術
近年、低炭素に向かう世界的な傾向と環境意識の高まりが、電動二輪車業界の急速な成長を牽引してきました。
11月6日、TAILGはグリーン・モビリティの著名人であるLuca Talotta氏を製品体験責任者として招き、S96MAXを世界初公開し、新しい統合モーターと急速充電技術を紹介しました。
S96MAXには、業界初の3-in-1統合モーター「スター・リング磁気モーター」が搭載されています。モーター、トランスミッション、電子制御システムを一体化したアキシャル・フラックス・モーター構造を採用しています。最大95%の効率を誇り、わずか3.5秒で0 km/hから50 km/hまで加速し、最高速度120 km/hに達します。
総合的なデータによると、S96MAXのピーク電力は15000Wにも上ります。総航続距離は13.5%延び、エネルギー回収効率は108%向上し、モーターのサイズと重量は50%軽減されました。
S96MAXのもう1つのハイライトは、業界初の低電圧、高電流、急速充電ソリューションであるNebula Fast Charging System(Nebula急速充電システム)です。TAILGのカスタム急速充電スタンドは、最大20 kWの充電電力を備え、わずか10分で最大80%の充電が可能です。
充電効率が大幅に向上し、コストも削減されたこのスタンドは、将来的により多くの電動二輪車に展開できます。このシステムでは、コーヒーを1杯飲む程度の時間で、S96MAXを再始動する準備が整います。
さらに、マルチスクリーン・インタラクションを備えたTFTスマート・ダッシュボード、55Wワイヤレス充電、1080PフロントおよびリアHDカメラなど、S96MAXにはさまざまなインテリジェント機能が搭載されています。高品質なモビリティを追求するユーザにとっては、新たな選択肢になる製品です。
EICMAでTAILGの海外展開が加速
今回の展示会では、TAILGは12種類のモデルを展示し、世界中のクライアントを同社とのコラボレーションに誘いました。EEC認証を取得した都市通勤用および高速電動バイクは、パートナーシップに向けて大きな関心を引きました。また、オフロード・シリーズのY1、Y3、Y5も大きな注目を集めました。
製品の輸出から海外でのブランド展開までを視野に入れ、TAILGは2023年、「海外でもう1つのTAILGを創る」という目標を戦略的に設けました。TLGブランドの立ち上げから、海外工場の設立、世界の主要な業界展示会への参加に至るまで、TAILGは、ブランドのグローバル化に向けて大きな一歩を踏み出しています。
ベトナムのスマート製造拠点の稼働とインドネシアのオペレーション・センターの開設により、TAILGは、世界中に10か所のスマート製造拠点を設けることになり、年間1,500万台を超える生産能力を持つに至りました。TAILGは、世界7か所でマーケティング・センターを運営し、90を超える国と地域に製品を届け、高品質の輸出で二輪車業界をリードしています。
技術革新に関しては、TAILGは、業界をリードするGlobal E-Mobility Programme Research Institute(グローバルEモビリティ・プログラム研究所)などの研究開発センターを活用し、コア・テクノロジーと製品競争力を迅速に構築してきました。同社がすでに着手しているものを挙げると、ナトリウム電気自動車、水素電気自動車、無人運転技術、急速充電、バッテリ交換技術などがあります。
今回の展示会では、アメリカの有名バイク・ブランドZEROが、TAILGと共同開発したモデル「Neutrino」を発表しました。TAILGは、技術革新を通じて業界の高品質な発展を主導していくことに尽力しています。
長距離電気自動車の世界的なパイオニアであり、電気モビリティにおける国連のパートナーとして、TAILGは、世界の低炭素モビリティをリードする新しいエネルギー・ソリューションの開発をこれからも続けます。
SOURCE TAILG
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