Seegene、WHOの「国際的な公衆衛生上の緊急事態宣言」を受け、エムポックスPCR検査アッセイを開発
- NovaplexTM MPXV/OPXVアッセイおよびNovaplexTM HSV-1&2/VZV/MPXVアッセイを開発
- マルチプレックスPCR技術を使用して4つのウイルスを同時に検出するよう設計
- 高い信頼性のある検査結果を確保すべく、デュアル内部コントロールを利用
- 各国のニーズに応じたアッセイの供給を約束
【ソウル(韓国)2024年8月29日 /PRNewswire=共同通信JBN】 PCR分子診断のトータルソリューションを提供する韓国の大手企業、Seegene Inc. (KQ096530)は、本日、世界保健機関(WHO)が行った、エムポックスの大流行についての「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)宣言」を受けて、PCR検査アッセイを開発したことを発表しました。
これらの製品は研究用(RUO)としてのみ使用することを目的としており、Novaplex™ MPXV/OPXVアッセイ(RUO)およびNovaplex™ HSV-1&2/VZV/MPXVアッセイ(RUO)を含みます。特に、Novaplex™ HSV-1&2/VZV/MPXVアッセイ(RUO)は、エムポックスウイルスやその他の主要な性感染症(STI)を引き起こす病原体を含む4つのウイルスを検出するよう設計されています。
Seegeneは、迅速に新しいアッセイを作成および展開するために同社の専門知識に基づいて開発された、先進的なSeegeneデジタル開発システム(SGDDS)を使用して、2022年にNovaplex MPXV(RUO)を開発しました。
Seegeneの取締役副社長 兼 最高グローバルセールス&マーケティング責任者であるDaniel Shinは、「私たちは、アッセイを必要とする世界中の政府と緊密に協力しながら、それぞれの市場のニーズに応じた製品を供給できるよう計画しています」と述べています。
かつてアフリカで風土病であったエムポックスが、現在は世界的な脅威となっているため、発展途上国への医薬品アクセスを確保するための取り組みが求められています。Seegeneのアッセイ開発は、エムポックスの世界的な流行を抑制し、同社の「あらゆる病気のない世界」というビジョンを進めることを目的としています。
NovaplexTM MPXV/OPXVアッセイ(RUO)およびNovaplexTM HSV-1&2/VZV/MPXVアッセイ(RUO)について
NovaplexTM MPXV/OPXVアッセイ(RUO)は、エムポックスウイルスのクレード1および2を含むオルソポックスウイルスによって引き起こされる病原体を検出するよう設計されています。これにより、最大21日の潜伏期間を持つエムポックスの早期識別が可能です。
NovaplexTM HSV-1&2/VZV/MPXVアッセイ(RUO)は、エムポックスウイルスのクレード1およびクレード2を検出し、さらにクレード2のエムポックスウイルスを区別するよう設計されています。検査結果がクレード2で陰性の場合、研究者はクレード1の存在を推測できます。このアッセイは、マルチプレックスPCR検査を使用して、エムポックスウイルスに類似した症状を示す単純ヘルペスウイルス(HSV)1型および2型、ならびに水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)を検出する広範なカバレッジを提供し、信頼性の高い検査結果を提供します。
両方のアッセイには、同じチューブ内にデュアル内部コントロール(内因性内部コントロール、外因性内部コントロール)が備わっています。これらのコントロールは、サンプルの完全性を検証し、検査プロセス全体を検証することで、非常に信頼性の高い結果を確保します。
エムポックスウイルスについて
エムポックスは、動物から人間、または人間同士で感染するウイルス性疾患です。主な症状は、顔、口、手、足、胸、および肛門や性器周辺に現れる膿疱性または水疱性の発疹です。
2022年7月、WHOはエムポックスの世界的な大流行に対してPHEICを宣言しました。緊急事態のステータスは、症例が減少し、世界的な発生を制御する進展が見られたため、2023年5月に解除されました。しかし、2023年9月以降、アフリカ全土でエムポックスウイルスの強毒株が急速に拡散したため、WHOは2024年8月14日に再びPHEICを宣言しました。
最近のエムポックス症例の急増は、クレード1によって引き起こされています。2022年に流行したクレード2とは異なり、クレード1は過去の発生で最大10%の致死率が報告されています。現在の流行は、以前の株よりも伝染性が高く致命的なクレード1bという変異株によって引き起こされています。
8月15日、スウェーデンで変異したエムポックスの症例が確認され、ヨーロッパでの変異ウイルスの拡散に対する懸念が高まってきています。これまでにアフリカ以外で報告された変異したエムポックスの症例には、パキスタン、フィリピン、タイが含まれており、世界的な大流行を示しています。
当社製品に関する詳細情報については、マーケティングチーム([email protected])までお問い合わせください。
■Seegeneについて
Seegene(シージェン)は、マルチプレックス定量PCR技術において23年にわたる研究開発、製造、事業を行ってきた経験を持っており、この技術は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックの際に、世界100ヶ国以上で3億4,000万回を超えるCOVID-19検査を提供して注目されました。Seegeneの独自のマルチプレックスPCR技術の大きな特徴は、単一のチューブで14種類の病原体を同時に検査し、定量結果を提供する能力です。
SOURCE Seegene Inc.
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