SeegeneとWerfen、技術共有イニシアチブに関するパートナーシップ契約を締結
- 専門診断の世界的リーダーであるWerfenは、Seegeneの技術共有イニシアチブに加わるパートナーシップ契約を締結した最初のヨーロッパ企業になります。
- 両社は、欧州の戦略的拠点としてスペインに新会社を設立し、このイニシアチブの世界的な拡大を加速させます。
- Seegeneのシンドローム・リアルタイムPCR製品の開発と製造の現地化により、地域市場のニーズに特化した診断製品を提供していきます。
【ソウル(韓国)、2024年10月14日 /PRNewswire=共同通信 JBN】 -- PCR分子診断のトータルソリューションを提供する韓国の大手企業、Seegene Inc.は、本日、専門診断の世界的リーダーであるWerfen(ウェルフェン)との技術共有イニシアチブに関するパートナーシップ契約を締結したことを発表しました。この契約に基づき、SeegeneとWerfenは、2025年前半までに必要な政府の認証を取得でき次第、新会社Werfen-Seegeneをスペインに設立する予定です。
このパートナーシップは、2023年3月にイスラエルの大手診断会社Hylabsと締結した最初の新会社設立のパートナーシップを含む、技術共有イニシアチブのこれまでの成功を土台にしています。
この技術共有イニシアチブは、各国の大手パートナー企業と、シンドローム・リアルタイムPCRや自動製品開発システム(SGDDS)など、Seegeneの高度な診断およびデータ分析技術を世界的に共有することを目指しています。Seegeneのシンドローム・リアルタイムPCR技術は、分子標的検出における画期的な進歩を実現しています。この技術では、1つの反応チューブで最大14個の病原体を同時に検出し、各標的の定量情報を得ることができます。
提携企業は、地元の科学者や専門家と協力し、人間および人間以外の幅広い疾患において、地域社会や分野のニーズに合った診断検査を開発します。気候変動の課題と予想される感染症の発生増加への対応が必要な中、この取り組みの最終的なビジョンは「病気のない世界」、つまり人々が感染症やがんに苦しむことがなくなり、動物や植物が病気にかからず繁栄する未来を創ることです。
新会社のWerfen-Seegeneは、抗菌薬および薬剤耐性検査、ウイルス量検査、臓器移植患者のモニタリング検査、性感染症(STI)、および地域特有の新興疾患など、感染症向けの製品開発を優先して行います。新会社は、Werfenの広範な地域インフラとネットワークを活用し、現地のニーズに合わせた製品を提供することで、スペインの医療に貢献します。
スペインは、ヨーロッパで4番目に大きな体外診断(IVD)市場であり、この拡大の戦略的拠点となる体制が整っています。そのため、新会社に期待される役割は、体外診断用医療機器規則(CE-IVDR)の認証を取得し、欧州および世界市場への拡大に向けた取り組みを主導することです。
「過去10年間、当社とSeegeneの協力により、同社のシンドロームPCR診断検査が医療に大きな影響を与えていることが実証されました。新たな感染症やウイルス変異が頻繁に発生し、迅速な製品開発が強く求められているスペインとポルトガルの市場に向けて、Seegeneの比類のない技術と製造の専門知識を活用して製品を開発できることをうれしく思います。今回のSeegeneとのパートナーシップにより、私たちは活動範囲を拡大し、どのような感染拡大にも迅速に対応できるようになります」とWerfenのCEOであるCarlos Pascual氏は、述べています。
「Werfenの豊富なビジネス経験とSeegeneの優れたシンドローム製品開発・生産能力を融合するこの新会社に、大きな期待を寄せています。今後も、当社の技術共有イニシアチブに関心のある世界有数の企業や国々と、引き続き技術を共有していきます。Werfen-Seegeneは、当社のイニチアチブのグローバル展開を加速させる上で、きわめて重要な役割を果たすと考えています」とSeegeneの最高経営責任者(CEO)兼創業者であるJong-Yoon Chun博士は、述べています。
Seegeneは、このイニシアチブのためにマイクロソフトおよびシュプリンガーネイチャー(Springer Nature)と主要な戦略的パートナーシップも確立しました。マイクロソフトとの提携の目的は、高度なITシステム運用とAIを活用したデータ分析で補強され、合理化された製品開発システムにより、技術共有イニシアチブに参加するグローバル企業を支援することです。シュプリンガーネイチャーは、2023年に始まったオープンイノベーションプログラム(OIP)、および2024年に始まった「Nature Awards MDx Impact Grants」を通じてPCR診断製品のイノベーションを促進しています。同社は、新会社が地域の科学者や専門家と協力して、幅広い分野で革新的な製品を開発できるように、このプログラムをさらに拡大・発展させる予定です。
■Seegeneについて
Seegene(シージェン)は、シンドローム・リアルタイムPCR技術において24年にわたる研究開発、製造、事業を行ってきた経験を持っています。この専門知識は特に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックの際に、世界100ヶ国以上で3億4,000万回を超えるCOVID-19の検査を提供して注目されました。Seegeneのシンドローム・リアルタイムPCR技術の大きな特徴は、同様の症状を引き起こす14種類の病原体を単一のチューブで同時に検査し、定量的情報を提供できることです。
Seegeneの詳細については以下をご覧ください:Seegene.com、またlinkedin.com/company/seegene-incをフォローしてください。
■Werfenについて
Werfen(ウェルフェン)は1966年創業で、主に病院や独立の臨床検査機関で使用される専門診断機器、関連試薬、自動化作業セルやデータ管理ソリューションの世界的な開発、製造、販売業者です。同社の事業部門には、血液凝固検査、急性期治療診断、輸血、自己免疫検査、移植などがあります。30ヶ国近くに直轄拠点があり、100を超える国・地域で代理店を通じて事業を展開しています。
Werfenの詳細については、werfen.comをご覧ください。
SOURCE Seegene Inc.
この記事をシェアする