SDAIA、倫理的なAI研究と応用を推進する取り組みを開始
リヤド(サウジアラビア), 2024年9月11日 /PRNewswire/ -- Saudi Data and AI Authority(サウジ・データAI庁、英文略称SDAIA)は本日、倫理的な人工知能の研究と応用を推進する先駆的な取り組みを開始しました。この重大発表は、現在リヤドで開催中の第3回グローバルAIサミットのかたわらで行われました。国連教育科学文化機関(ユネスコ)と共同で策定したこの画期的なプロジェクトは、世界のAI分野における基準を引き上げることを決意し、責任あるイノベーションに対するサウジアラビアの取り組みを示すものです。
AI倫理とガバナンスに関する高官レベル会合が、グローバルAIサミット(GAIN)2024で開催されます。このプログラムは、人工知能の開発に倫理基準を組み込むための知識とベスト・プラクティスの共有を促すものです。また、AIシステムの倫理的成熟度を評価するための包括的なフレームワークを提供し、研究と倫理的用途を推進するためのコラボレーションを促進し、影響力のある戦略の検討と調和を通じ、責任あるAIを世界的に推進することも、このプログラムの目的となります。
この取り組みは、政策立案者、政府関係者、研究者、学者、AI開発者・エンジニア、企業リーダー、ビジネス・マネージャー、意思決定者、研究・学術機関など、多様な関係者を対象としています。この取り組みでは、AIの将来について議論し、最新の応用がどのように政策立案を強化し、研究環境を強化し、ビジネスの成長を促進し、生活のさまざまな側面に影響を与えられるかを探るためのプラットフォームを構築することを目指しています。このプロジェクトの主な焦点は、国家の価値観に沿って倫理的で責任のある人工知能の開発と使用を促進することです。
このセッションでは、参加国や世界フォーラムが主導する国際レベルの中心的な取り組みに光を当てます。UNESCO Recommendation on the Ethics of AI(AI倫理に関するユネスコ勧告)の倫理原則を、その実施ツールであるReadiness Assessment Methodology(準備評価方法、英文略称RAM)を通じて実行可能な政策に落とし込んだ最初の国々からの知見が紹介されます。すでに約60か国がRAMの演習に参加しており、AIに関する法的改革や政策、社会、文化、経済、教育、科学、インフラの側面を評価しています。
この取り組みは、AI倫理に関するユネスコ勧告の実施ツールであるユネスコのRAMを通じて開発されたサウジアラビアのカントリー・レポートの発表も反映しています。
地域レベルおよび小地域レベルで協力し合うことにより、各国は同盟を形成し、地域特有の課題や機会に共同で取り組むことが可能になります。ユネスコは、AI倫理に関するユネスコ勧告を効果的に実施するために、地域政策プラットフォームにも依存しています。今回、準備評価方法を用いたサウジアラビアのユネスコ勧告の実施結果が発表される予定です。
新たに開始されたこのプログラムは、AIシステムを発展させ、AIアプリケーションの使用を導く倫理基準を策定し、家族と社会の幸福を守りながらこれらのテクノロジーを宗教的、人間的、道徳的価値観と一致させるという共同の取り組みの一環です。また、これは、AIの倫理的使用を促進し、社会の発展と持続可能性をサポートするデータとAI戦略の開発で共通の目標を達成するために国際機関と協力するというSDAIAの取り組みを反映しています。
SDAIAは、サウジアラビア王国におけるデータと人工知能技術の開発を担当する機関として、サウジアラビアの社会的価値観と倫理に沿った倫理的なベスト・プラクティスを実施するよう関係当局に奨励しています。また、データ駆動型経済と人工知能を世界規模で推進しながら、この分野への投資を育む研究と政策立案の推進も支援します。
問い合わせ先:[email protected]
SOURCE Saudi Data & Artificial Intelligence Authority (SDAIA)
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