サムスン・バイオロジクス(Samsung Biologics)、アジアに拠点を置く製薬会社と最大規模の製造契約を締結
韓国仁川、2024年10月22日/PRNewswire/ -- グローバルな医薬品開発製造受託会社(CDMO)であるサムスン・バイオロジクス(KRX:207940.KS)は、アジアに本拠を置く製薬会社との製造契約を本日発表しました。
この契約は、12億4千万ドルの価値に達すると公表され、単一クライアントとしては史上最大の契約となります。製造は韓国の松島に位置するサムスン・バイオロジクスのバイオ製造施設で行われ、契約期間が2037年12月までです。この最新契約により、同社の2024年の累計契約額は33億ドルを超えました。
「アジアの製薬会社と戦略的に協力し、グローバル市場に効果的かつ高品質なバイオ医薬品を提供できることを嬉しく思います。この契約は、私たちがバイオ製造能力を積極的に拡大し、クライアントを支える準備を整える重要な時期に締結されました。私たちは、既存および新規クライアントとの信頼できる持続可能なパートナーシップを育成し、さらなる拡大のモメンタムを維持し、未充足のニーズを持つ患者様を支援する計画です」とサムスン・バイオロジクスのジョン・リム(John Rim)社長兼CEOは述べています。
サムスン・バイオロジクスはこれまでに世界トップ20の製薬会社の中で17社と提携しており、日本を含む主要地域への顧客基盤の拡大を続けています。同社は米国内の営業事務所に加え、顧客様との関係をさらに強化するため東京に営業事務所をオープンする予定です。
また、サムスン・バイオロジクスは、年内に専用のADC(抗体薬物複合体)施設の建設を完了する予定です。2025年4月には180kLの製造能力を増加する新たな第5工場が稼動を開始します。これにより、第1〜5工場での総生産能力は784 kLに達する予定です。同社は、新しい健康課題への対応と患者の生活の向上を支援するために、革新的なCDOプラットフォームの立ち上げと、マルチスペシフィックなプロジェクトの開発及び生産をサポートする製造技術の導入を続けています。
サムスン・バイオロジクス株式会社について
サムスン・バイオロジクス(KRX:207940.KS)は、完全に統合された一貫したCDMOサービスプロバイダーであり、細胞株開発から最終的な無菌充填・仕上げ、さらには製造するバイオ医薬品の実験室試験サポートまで、シームレスな開発と製造ソリューションを提供しています。最先端の施設はCGMP(最新優良医薬品製造基準)に準拠しており、小規模から大規模までのバイオリアクターを用いて、様々なお客様のニーズに対応しています。バイオ製造の需要の増加に応じて運用効率を最大化し、能力を拡大するため、サムスン・バイオロジクスは第一バイオキャンパス と第4工場を完成させ、合計604 kLの生産能力を提供し、第二バイオキャンパス と第5工場の建設を開始しました。この新工場は2025年4月に稼働開始予定で、180kLのバイオ製造能力を増設します。また、サムスン・バイオロジクスアメリカは、米国およびヨーロッパに拠点を置く顧客様とのより密接な連携を可能にします。私たちは、抗体薬物複合体(ADC)施設、専用のmRNA製造施設とともに、無菌充填の能力をさらに強化するなど、技術への投資を続けています。これにより、お客様のニーズにさらに応じる能力を向上させています。持続可能なCDMOパートナーとして、私たちは柔軟な製造ソリューション、運用の卓越性、実証済みの専門知識を活かし、製造する製品を期限内に完全に納品することに専念しています。
Samsung Biologics メディア連絡先
クレア・キム、グローバルマーケティング&コミュニケーション担当責任者
SOURCE Samsung Biologics
この記事をシェアする