台湾証券取引所、証券取引所として世界初となるISO 14068-1カーボンニュートラル認証規格を取得
台北発、2024年7月24日 /PRNewswire/ -- 台湾証券取引所(TWSE)は本日、英国規格協会(BSI)から厳格な評価・監査プロセスを経て、ISO 14068-1:2023カーボンニュートラル認証規格を、証券取引所として世界で初めて取得した旨の発表を行いました。今回認証取得に成功したことは、TWSEが環境保護および持続可能な開発に向けた道筋を示すのみならず、持続可能性に対する世界規模の取り組みにおいて主導的立場にあることの裏付けとなっています。
BSIグループ執行委員アシュアランス(Assurance Services)のHarold Pradal社長は訪台中、TWSE会長兼CEOを務めるSherman Lin氏に自ら認証書類を手渡しました。同グループは、最高レベルの国際基準を遵守しつつ持続可能な開発を推進する、TWSEの努力と実績を高く評価しています。
TWSEは長年にわたって持続可能性の実践に取り組んでおり、持続可能なレジリエンスの継続的な構築、環境、社会、ガバナンスなどの各方面に向けた運営機構と品質向上に努めています。また2023年に入ると、カーボンニュートラル・ロードマップを策定することで、台湾における2050年ネットゼロ転換目標に対応するようになりました。なお、短期目標として世界の気温上昇を1.5℃に抑制すること、および温室効果ガス排出量を2022年の基準値から2030年までに37.8%削減することを掲げました。この過程でTWSEは、アーンスト・アンド・ヤング(Ernst & Young)のコンサルティングを受けており、Science Based Target(SBTi)イニシアチブを参考に、最終目標を2050年までに排出量を正味ゼロにすることとしています。
加えて、TWSEは2022年から2040年にかけて、省エネ対策、設備の更新、再生可能エネルギー目標を通じた排出量削減を目指しています。残余温室効果ガス排出量は、炭素クレジットを利用して相殺することで、年間カーボンニュートラルを達成します。2040年から2050年には、引き続き残余排出量のオフセットを行うことで、ネットゼロ排出目標への確固たる取り組みを示します。
TWSEは、台湾企業のベンチマークを打ち立てることを標榜しており、政府施策や国際基準の遵守における重要な役割を果たしています。また、カーボンニュートラル認証のみならず、台湾の上場企業の持続可能な発展なども主導しています。TWSEは企業とともに、世界規模でのネットゼロ・エミッションの目標達成に努め、豊かで実り多い持続可能な未来を創造していきます。
TWSEについて
1962年2月9日に営業を開始した台湾証券取引所(TWSE)は、台湾証券市場の運営および発展を担っています。主な業務は上場、取引、決済、監視であり、それには、上場の促進と見直し、上場後の監督、企業統治、市場取引と秩序の維持、証券会社のサービス、投資家保護、清算および決済業務、市場のデフォルト防止、違法取引の監視などが含まれます。台湾証券取引所は、株式市場に包括的なサービスを提供しています。
SOURCE Taiwan Stock Exchange
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