DeepL、用語集にジェネレーター機能の追加を含む 複数機能のアップデートを実施
より簡単・迅速に用語の一貫性の課題を解決し、グローバルビジネスの時間、労力、コストを大幅削減
ドイツ連邦共和国ケルン市, 2024年9月23日 /PRNewswire/ -- 言語AIの世界的な先進企業であるDeepL(本社:ドイツ連邦共和国ケルン市、CEO:ヤロスワフ・クテロフスキー、以下DeepL)は、専門的な業務やビジネス上必要となる特定用語の翻訳ニーズに対して、適切にパーソナライズできる機能として提供されている「用語集」をアップデートしたことを発表しました。この度のアップデートには、翻訳結果の一貫性と精度を大幅に高める機能などが複数含まれています。
今回初めて搭載されたのは、高機能な「用語集ジェネレーター」です。これを活用することで、翻訳用の用語集作成プロセスの簡素化と迅速化が可能になりました。さらに、用語集の対応言語が新たに追加されたほか、DeepLのブラウザ拡張機能および統合機能でも用語集の使用が可能です。Webアプリケーション、Google Workspace、Microsoft 365などからも利用できることから、円滑な業務遂行の支援によってユーザー体験が飛躍的に向上しました。
DeepLの製品担当副社長であるクリストファー・オズボーン(Christopher Osborne)は、次のように述べています。「AIを活用した翻訳は、グローバルビジネスの緊密化が進む世界において、言葉の壁を乗り越えようとする企業には不可欠なソリューションです。DeepLの強力な用語集は、企業独自のフレーズやニーズに合わせた翻訳のパーソナライズを実現できる最新機能として、こうした企業の挑戦を後押しするものです。当社のソリューションが提供するユーザー体験の向上を通じて、世界中の10万社以上のお客様の価値と投資効率を一層高めることを常に目指しています。今回の新機能追加により、用語集をさらに効率的で、アクセスしやすく、操作性の高い機能へとアップデートしました。手動での翻訳や検索・置換に費やす時間を最小限に抑えるだけでなく、このツールによってチームが求めるカスタマイズと一貫性を実現させることができるのです」
一貫したブランディングは、収益を20%以上増加させ(注1)、認知度を3~4倍向上させる(注2)ことが証明されています。収益成長を目指すグローバル企業にとって、技術用語、製品名、ブランド用語など、あらゆるメッセージを世界中のチーム、顧客、市場に明確かつ一貫性をもって届けることは非常に重要であることは明白です。このような多岐にわたるコミュニケーション活動において、ブランドとしての一貫性を担保するための投資は不可欠です。しかし、この一貫性を維持する作業には、高いコストと困難を伴います。
DeepLの用語集は、これらのプロセスを簡素化し、企業や専門家がチーム全体で高品質で一貫性のある多言語コミュニケーションを簡単に作成および拡張できるようにします。用語集を導入することで、企業はカスタム翻訳用語集を作成および管理し、特定の単語やフレーズを固有の用語に沿って一貫性を保持した翻訳結果を提供します。
用語集に追加された最新機能および拡張機能は次のとおりです。
- 業界初の高性能なAI搭載用語集ジェネレーター:容易にファイルのアップロードができ、カスタム翻訳用語集を作成できる業界初のツールです。翻訳済みのファイルを活用して、パーソナライズされたDeepL用語集を作成できるため、従来の手作業を軽減し、作業効率の大幅な向上を実現します。
- 対応言語の拡張:韓国語、デンマーク語、スウェーデン語、ノルウェー語、ルーマニア語が追加され、対応言語は合計16言語になりました。より幅広い言語的文脈において、より正確でニュアンスを汲み取った翻訳を可能にし、幅広い企業ユーザーのビジネスニーズに対応します。
- DeepLプラットフォーム間でのアクセシビリティの向上:ChromeおよびEdge用のDeepLブラウザ拡張機能から直接、用語集にアクセスすることが可能になりました。Google Workspaceアプリケーションを含むWebアプリケーション全体で一貫した翻訳が可能になります。さらに、Microsoft 365のWord、Outlook、PowerPointでも、用語集を利用できるようになりました。さらに、用語集は、DeepLのWebブラウザ、デスクトップアプリ、およびAPIからもアクセスが可能です。
他の検索および置換ツールとは異なり、DeepLの用語集は、高度な文脈理解と、大文字または小文字、性別、時制などの複雑な文法要素を処理したうえで、ニュアンスがある自然な翻訳結果を提供する能力に優れています。その結果、ポストエディットの時間を節約できるため、生産性が大幅に向上します。言語専門家を対象としたブラインドテストによると、DeepLは、Google翻訳と比較して30%、Chat GPT-4と比較して20%の文章校正作業時間の短縮を実現しています。さらに、Google翻訳とChat GPT-4では2~3倍のフィードバックが必要でしたが、DeepLでは校正回数を大幅に削減することが可能です。
また、DeepL Proであれば、用語集にも高度なデータセキュリティが適用されます。独自のデータセンター、最高レベルの認証およびコンプライアンス基準(ISO 27001およびSOC 2 Type2認証)、データの暗号化、入力データをモデルの学習に使用しないことなどが含まれます。
DeepLの用語集ジェネレーターは、Translation Memory Exchange(TMX)/DOCX/PDFファイルから用語集を生成することが可能です。また、用語集ジェネレーターは、DeepL Pro Advancedおよび DeepL Pro Ultimateのユーザー全員が利用できます。現在対応しているのは英語に対してドイツ語、スペイン語、日本語、イタリア語、フランス語、ロシア語の言語ペアで、今後さらに多くの言語に対応する予定です。
DeepL Proの詳細についてはこちらをご覧ください。
注1:Marq、「2021年ブランドコンシステンシーレポート」
注2:Demand Metric x Lucid Press 、「ブランドコンシステンシーのインパクトレポート」
DeepLについて
DeepLは、世界中のビジネスにおける言語の障壁を取り除くことを使命としています。DeepLの言語AIプラットフォームは、228のグローバル市場で、10万社以上の企業、政府機関、その他の組織、および数百万の個人から信頼を得ており、人間のような翻訳と優れた文章作成を実現しています。企業のセキュリティを念頭に置いて設計され、言語向けに特別にチューニングされたDeepLのAIソリューションを世界中の企業が活用し、ビジネスコミュニケーションの変革、市場の拡大、生産性の向上を実現しています。CEOのヤロスワフ"ヤレック"・クテロフスキーによって2017年に設立されたDeepLは、現在900人以上の情熱的な従業員を擁し、Benchmark、IVP、Index Venturesを含む世界的に有名な投資家の支援を受けています。
ロゴ - https://mma.prnewswire.com/media/2447716/4925310/DeepL_Logo.jpg
SOURCE DeepL
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