グローバルな技術協力がイノベーションを推進:台湾、台湾イノテック博覧会2024にて産業高度化の中核的役割を果たす
台北、2024年10月24日 /PRNewswire/ -- グローバル化とデジタルトランスフォーメーションの時代において、異分野間の協力は、イノベーション推進と産業成長において重要な役割を果たしています。生成AI、5G/6G、産業用IoT、精密医療といった新興技術が、産業の高度化を加速させ、グローバルなサプライチェーンの再構築を進めています。
協力とイノベーションの促進を目的に、開発局が主催し、工業技術研究院(ITRI)が執行する「2024年グローバル技術マッチメイキングイベント」が、台湾イノテック博覧会(TIE)期間中の10月18日に開催されました。「協力によるイノベーション」をテーマに、カナダ、日本、韓国、タイ、インドネシア、シンガポール、ラオスから専門家が集まり、技術交流やビジネス交渉を行い、異分野間の協力の機会を模索しました。
日本の企業、Startup GoGoやGxPartnerの創設者である岸原稔泰氏が、基調講演にて福岡での技術マッチメイキング促進における成功事例を共有しました。Startup GoGoは、地元企業とグローバル市場を結びつける年次イベントを開催し、協力とイノベーションを促進しています。そのパートナーには、西日本鉄道、福岡銀行、QTnet、九州電力、ふくおかフィナンシャルグループといった大手企業が含まれており、台湾企業との強固な連携を構築する計画も進められています。
パネルディスカッションでは、工業技術研究院(ITRI)技術移転・法律センターに所属する最高戦略責任者のワン・ウェイリン氏が、産業界、政府、学界、研究機関から集まった東南アジアの専門家グループの司会を務めました。同氏は「異分野技術の協力と商業化を通じた事業価値の向上」というテーマについて議論を深めました。
FFGベンチャービジネスパートナーズの取締役副社長である山口泰久氏は、ベンチャーキャピタルが技術の商業化を推進し、国境を越えた協力を通じて企業価値を向上させる方法について述べました。オリジンベンチャーズ(Origgin Ventures)のCEOであるクラレンス・タン氏は、スタートアップの成長における国際的なパートナーシップの利点を強調しました。タイ国立ナノテクノロジー研究センター(National Nanotechnology Center、NANOTEC)のサンサニー・フアブソンブーン氏は、政府の政策が協力を通じて産業の高度化を支援する方法を強く示し、PTプルタミナフルエナジー(PT Pertamina Hulu Energi)のアクバル・ユダ・プテラ氏は、エネルギー業界が気候変動や持続可能性の課題に対応するために技術を活用している事例を共有しました。
技術プレゼンテーションとマッチメイキングのセッションでは、各国のチームが最先端のイノベーションを発表しました。参加企業には、ECUTECおよびFleXARs(タイ)、クイナス・テクノロジー(Quinas Technology)(英国)、ニュースサイト・イメージング(Newsight Imaging)(イスラエル)、LEOTEK(台湾)、大熊ダイヤモンドデバイス株式会社およびnextEDGE(日本)、CORMETECHおよびポラリス・エレクトロオプティクス(Polaris Electro-Optics)(米国)、LAMMC(リトアニア)などがありました。各社のプレゼンテーションは、大手企業やベンチャーキャピタル企業から大きな関心を集め、異分野間の協力および商業化に向けた貴重な機会を創出しました。
技術革新は、グローバル市場における異業種間の協力の主要な推進力となっています。今回のイベントは国際的な連携を示し、台湾がグローバルな舞台で果たす重要な役割と影響力を強調しました。
SOURCE Industrial Technology Research Institute (ITRI)
この記事をシェアする