モディ首相、太陽光発電の製造と技術の民主化を国際太陽光フェスティバル2024で呼び掛け
ニューデリー, 2024年9月10日 /PRNewswire/ -- 9月5日と6日、International Solar Alliance(太陽に関する国際的な同盟、英文略称ISA)が主催する第1回International Solar Festival(国際ソーラー・フェスティバル)2024で、Narendra Modi首相がバーチャル演説を行いました。ISAは 119か国の加盟国および署名国を擁し、特に発展途上国に焦点を当て、世界的な太陽エネルギーの導入を推進するために活動しています。
「再生可能エネルギーへの投資の不均衡に、世界は共同で取り組まなければなりません。発展途上国を支援するには、太陽光発電の製造と技術を民主化する必要があります。ISAの共同設立者として、インドは、環境に優しくインクルーシブな未来のために世界と協力すべく尽力しています。ISAは、世界的な政策と行動を通じ、世界を太陽の力で動く未来へと導いていきます」と」と首相は述べました。
開会の演説で、新・再生可能エネルギー大臣兼ISA議長のShri Pralhad Joshi氏は次のように述べています。「インドは、クリーン・エネルギーへの取り組みでの成功を生かし、インクルーシブで持続可能な未来を推進するために世界、特にグローバル・サウスを支援することに尽力しています。このフェスティバルは、持続可能な未来に対するインドの取り組みを反映したもので、政府、若者、地域社会、民間部門が主導するエネルギー転換に向けた共同の行動を促します。」
ISA事務局長のAjay Mathur博士は、世界的に太陽エネルギーの成長を加速させるISAの取り組みを称賛し、次のように述べています。「私たちの使命は、太陽エネルギーを、豊かで持続可能な地球の基盤にすることです。前年比での太陽光発電の堅調な成長は、経済の向上と世界的な変革を推進しています。しかし、投資は、依然として少数の国に集中しており、太陽エネルギーへのアクセスを世界的に拡大することが重要です。」
フェスティバルの傍ら、ISAが提唱するAfrica Solar Facility(アフリカ太陽光発電施設、英文略称ASF)の潜在的な投資マネージャーとして起用するために、Africa50と独占交渉に入ったとISAは発表しました。ASFは、アフリカ全土の分散型太陽光発電プロジェクトへの投資を開放することを目的とした2億ドル規模の取り組みです。この施設は、コスト効率の高いカスタマイズ済み資金調達ソリューションを提供することで、現在十分なサービスが提供されておらず、小規模なプロジェクトと高いリスク認識が太陽光発電への投資を妨げている市場のギャップを埋めることを目指しています。
ブータンのTshering Tobgay首相は、規制への対応と能力構築を通じて農村地域の太陽エネルギー開発を支援しているISAを称賛しました。モーリシャスのPravind Jugnauth首相は、2030年までに太陽エネルギー比率を30%にすることを達成する上でISAの役割を強調しました。これは、モーリシャスのように、気候の影響を受けやすい小島嶼開発途上国にとってきわめて重要です。
開会式では、ラテンアメリカ・カリブ海地域およびアジア太平洋地域のISA副会長および副議長、そしてISA共同議長国フランスを代表し、ニューデリー駐在フランス大使館のDamien SYED次席公使も登壇しました。
国際ソーラー・フェスティバル2024は、包括的な太陽光発電の未来に向けた世界的な取り組みにおいて、きわめて重要な節目を設けたことになります。各国首脳、外交官、企業や地域社会のリーダー、若者、専門家が一堂に会したこのフェスティバルは、サービスが行き届いていない地域に太陽エネルギーが届くよう、より堅固な協力と革新的な金融メカニズムを促進する触媒の役割を果たしました。
写真:https://mma.prnewswire.com/media/2499776/ISA_Solar_Festival.jpg
SOURCE International Solar Alliance
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